瀬戸内海の魚介類が
おいしい3つの理由
理由1
複雑な地形
開けた海原(灘)と、陸地に挟まれている海峡(瀬戸)とが交互に織り交ざっている複雑な地形となっているため、海水や栄養分の流れが活動的です。
理由2
激しい潮流
瀬戸内海は、潮の満ち引きの差が大きいことに加え、非常に激しい潮流により、海底に沈んでいる栄養分が巻き上げられ、プランクトンの成長が促されます。
理由3
豊富な栄養分
浅瀬が多く、日の光が海底まで届く範囲が広いため、植物プランクトンが発生しやすくなります。そしてそれをエサにする動物プランクトンなどが集まり、魚介類のエサが豊富な環境を作り出しています。
その瀬戸内海の「あなご」と「たこ」を当店ではお出ししております。当店だけでなく、この尾道や瀬戸内海も好きになっていただければ私どもも嬉しい限りです。
瀬戸内海のあなご
広島といえば牡蠣でも有名ですが、その牡蠣とあなごに深いつながりがあるのをご存知ですか?
瀬戸内海の環境は牡蠣の養殖に非常に適しており、日本一番の牡蠣の産地となっています。その牡蠣漁が行われる牡蠣カゴの元には、牡蠣が排泄する肥料を求めて小魚などがたくさん集まってきます。つまり、牡蠣の肥料と小魚や小蟹などのエサがある牡蠣カゴの下は、穴子の成長にとってこの上ない環境なのです。
あなごは全国的に漁が行われる魚ですが、瀬戸内海の最高な環境によって短期間で成長するあなごは脂の乗り方が群を抜いています。一番脂が乗っている時期は1月~2月です。
瀬戸内海のたこ
たこが住むのに適した水温、蟹やエビ、二枚貝など、たこの好物の豊かさ、意外と繊細なたこに合った水質の綺麗な海…など、瀬戸内海はたこにとっても生育しやすい環境です。
瀬戸内海ではマダコが多く獲れ、その漁獲量は国内生産の大半が瀬戸内海で獲られているというほどです。この界隈で獲れるタコは、「その足で立って歩ける」とすら言われる太い足を持っているのが特徴です。
蟹やエビなどをエサとしているためその身にはほんのり甘さがあり、逞しい足の良い歯ごたえと合わせて美味しく召し上がれます。良質なたんぱく質を持ちながら低カロリーで、タウリンなどの栄養も豊富のため、疲労回復にもおすすめです。